フランスに旅行に行った友人のエスカルゴな思い出。

日本で生活している私達にとって、日本の中で食べる食品や料理こそが当たり前となっていて、それ以外のものを食べることは滅多になかったりしますよね。私の友人もその内の一人で、彼は特に和食とイタリア料理が好きで、よく外食へと行っていたのですが、海外旅行へ行ったことはなく、本場の味付けがほどこされたものは食べたことがないと言っていました。そんな彼が昨年家族と一緒にフランスへ旅行へ行くことになったそうで、フランス料理を食べたことがなかった彼は「急に本場のフランス料理を食べるのは緊張するけど、楽しんでくるぞ!」と言って意気揚々と出国して行ったのですが、数日後に帰国した彼の弟から聞いたのは「兄ちゃん、かたつむりで泣いたんだよ」という衝撃的な言葉でした。

かたつむりという言葉を聞いたとき、一瞬どうしてかたつむりが出てくるのかと不思議に思ったのですが、すぐにハッとしました。フランス料理にはエスカルゴというものがあったと気が付いたのです。もしかすると友人はあのエスカルゴ料理に衝撃を受けたのではないだろうかと思い弟に確認してみると、どうやら当たりだったようで、彼は初めて食べるフランスのエスカルゴ料理に衝撃を受け、食べられないとその場で号泣したというのです。弟曰く、「兄ちゃんは昔から虫だとかそういう類いのものが大嫌いだったからさ、かたつむりは無理だったみたいで。急に泣き出したから驚いちゃったよ」と言うことらしく、確かにあのフォルムはフランス料理を食べたことがない日本人がみれば衝撃的だろうなと思ったものです。ちなみに弟は全然平気だったらしく、爽やかな笑顔で「俺はエスカルゴ美味しかったけどね。またいつかフランスへ旅行に行きたいよ」と言っていました。